華やかな成果より、
10年生き続けるシステムを。

それは華やかではない。
わかりやすい成果としてはアピールしにくい。
しかし、一度止まれば、人の生活や仕事に直接影響する
インフラや業務システムでは、
最も重要な仕事だと考えています。

What I consistently cared

欠陥の根幹を見抜く

表面ではなく、根幹にある欠陥を見抜く

応急処置→恒久対策

人・技術・予算が崩れている状態で止血、安定運用させるための恒久対策を行う

自分抜きでも回る形へ

自分がいなくてもシステムや組織が回る形を残し継承する

Timeline

1967

生誕

北海道函館市にて、商業高校教員の父と専業主婦の母の長男として誕生。

幼少期より、数字の暗記と、おもちゃや機械を分解して構造を調べることに熱中する。

商業高校勤務の父親が、家に持ち込む紙テープやプログラム入力用のパンチカードに興味を持つ。

1967

1981

8bitパソコンとの出会い

中学2年生の時、近所にオープンした大型スーパーにて、初めて実際に動作する8bitパソコンと出会う。

パソコン売り場に入り浸り、パソコン雑誌に掲載されたプログラムを手で入力して、ゲームが動くことに驚き、最初はBASICから、高校入学後親に購入してもらったPC-8801 mkIIでZ80、友人のFM-7で6809のアセンブラの勉強にのめり込む。

1981

1989

IT業界で生きる決意

大学では直接コンピュータとは関係がない専攻に進んだが、実験用プログラムを研究室のPC-9801で作ったりするうちに、大学3年でプログラマーを職業とする決意を固める。

就職準備のため、1989年秋季の第二種情報処理技術者試験(現在の基本情報技術者試験)を独学で受験、一度で合格。

1989

1991-1993

職業プログラマとしての第一歩

1991年4月、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現 株式会社日立ソリューションズ)に入社。
導入教育の傍ら、同月の第一種情報処理技術者試験(現在の応用情報技術者試験)を受験し、再び一度で合格、配属後に先輩方から驚愕される。

正式配属後、UNIXワークステーション用CASEツールの画面制御(X Window System)系を中心とした開発に携わり、当時の先端技術に触れながら技術力を磨く。

1991-1993

1994-2000

重要プロダクトの中心エンジニアに

1994年より、日立製作所のオープンミドルウェアとして、30年以上に渡り基幹業務で用いられ続ける画面・帳票システム(XMAP3シリーズ)の中心的な開発者として、2002年まで携わる。

各種新規画面部品の設計・開発、自治体戸籍システムにて使用するためのUnicode対応、根幹部分に手を入れた大幅な性能向上など、難易度の高い部分の設計・開発を中心に主導。

一方で、ミッションクリティカルな現場での障害対応や、開発人員の急増に起因する炎上の火消しなどの難しさにも直面する。

「遅れているソフトウェアプロジェクトに人を追加すると、プロジェクトはさらに遅れる」ブルックスの法則を、身を以て心に刻む。

1994-2000

2000-2006

携帯電話端末開発

2000年には NTTドコモ SO502iWM(ソニー株式会社製)、2003年には au W11H(日立製作所製)の各携帯電話端末ファームウェア開発に携わる。
チームリーダーとしての工程管理の傍ら、開発の尖兵として、カラーLCDのドライバ開発役を引き受け、カラー液晶でも十分な体感スクロール速度を出すためのチューニングに苦労するなど、ここでも濃い経験を積む。
街中で自分が携わった携帯端末を使っているユーザーを見た時の喜びは格別だった。

2000-2006

2006-2010

函館へ帰郷

ハードな開発作業の連続で健康面に問題が生じ、2006年に退職して、函館に帰郷する。
帰郷後、地元の情報系大学の大学院に入学し、研究をしながら健康面の回復を図る。

2006-2010

2010-2013

再起、起業

2010年5月、一念発起して起業し、当初は大学への研究協力として技術面での支援を行い、道南の中小規模自治体の学校PC更新に伴う仮想化とシンクライアント導入の可能性を探るための研究を、情報処理学会での学生奨励賞に導く。

その後も複数の地元大学における研究用システムの設計・開発を中心とした受託開発に携わり始める。
漁業・海洋関係といった基幹産業や、自治体の教育現場など、地元産業や公共面に関わる研究が多く、実際に漁船に乗船して現場で利用可能なものか検証したり、中小自治体の学校現場へ仮想化基盤用のサーバを持ち込む検証など、現場と研究室を忙しく動き回る。

2010-2013

2014

様々な新規開発への参画と事業譲渡

2014年、人伝で部分的に手伝うつもりで参加したNGO団体Webサイトのシステム全面刷新に携わり、危機的な状況に陥ったプロジェクトの状況を打開するため、途中からアーキテクトとして設計の再変更を断行、プロジェクトマネージャも兼務し、プロジェクトを無事着地させる。

また、大手Webメディア企業の社内システムとして、自然言語処理(形態素解析、TF-IDF)を利用した、記事の剽窃チェックシステムのアーキテクチャ設計から開発、運用、保守に関わり、10年に渡り用いられ続ける。

前年までの学術系案件にも引き続き携わる中、業務量が爆発的に増えたこの年の終わりに受けたオファーを受け入れ、2015年に地元Web制作会社に事業譲渡し、取締役CTOとして加入する。

2014

2015-2016

公共インフラとしての安定運用への思い

2015年5月、CTOとして加入した企業では、これまでの開発を継続する傍ら、地元自治体の公式観光サイトマラソン大会の公式サイトなど、地元の公共インフラとして活用される公的なWebサイトの安定運用のため、大規模なシステム構成変更・増強、老朽化したインフラやシステムの世代刷新を中心に携わる。

マスコミによる紹介や、大会当日などピーク時に不安定になるサイトを堅牢なものとし、また翌年に控えた北海道新幹線開業に備え、明らかにトラフィックの急増が見込まれる予測を元に、負荷分散やキャッシュ活用など、現実的な予算で高い安定性をもたらす施策を打つ。

観光都市の重要インフラとして、年間1000万PVにおよぶサイトの安定運用に貢献。

2015-2016

2017-2020

三足の草鞋

2017年に個人的な関心と今後のキャリアの再考のため、技術顧問に退き、札幌へ移住して再び大学院へ。
その傍ら、個人事業主として農業IoT系のプロジェクトに携わり始め、2020年まで三足の草鞋を履く。

2017-2020

2020-2024

IoT, PoC中心期

2020年、コロナ禍が始まったばかりの時期に、大学院を修了して結局函館に戻る。

元所属の企業と提携先の東京の企業が共同で開設したラボの所長代理として、提携先企業へ転籍し、協力する複数の企業と、センサー類を用いた各種PoCの実施を中心に遂行する傍ら、転籍先企業が運営するオフィス機器管理サービスのシステム老朽化に伴う全面リニューアルの設計・開発にも携わる。

並行して、個人事業主としてもセンサーを活用したスマート農業のためのIoT Webシステムのアーキテクチャ設計から運用に至るまで、独力で支える。

2020-2024

2024-2026

現在地

PoCとIoTに忙殺され、また体制上の問題に翻弄される日々の中で、営業主導で技術的な人的支援体制が不十分な構造の中で、自分が長い間、人的な単一障害点となって支え続ける構造の無理さに疑問を持ち、支援の手が得にくい函館を離れ、再び社会のインフラとして人々の生活を支えるシステムの基盤づくり、そしてそれを支える組織構造の基盤づくりをもう一度したいという意を強くする。

2024-2026

Works

基幹業務用ミドルウェア

基幹業務で用いられ続ける画面・帳票システムにおいて、難易度の高い部分の設計・開発を中心にサブシステムの開発全体を主導しました。

携帯電話端末

開発チームリーダー、および先行開発が必要で高い性能が求められるコンポーネントの開発に当たりました。

学術系研究用システム

大学との共同研究に数多く参画し、高度な研究と一次産業との橋渡しをするためのシステムを設計しました。

公的Webサイト運用

年間1000万PVにおよぶ公式観光サイトの運用設計を見直し、アクセス急増期においても安定運用できる基盤を整備しました。

IoT-Webシステム

センサーデータを可視化し、農作物の収量増加や品質向上という価値を生むためのIoT-Webシステムのアーキテクチャ設計~運用を支えました。

業務用システム

自然言語処理を活用したWebメディア企業の剽窃チェックシステムの設計~10年にわたる運用など、長く運用されるシステムに携わりました。

Philosophy

これからは、

  • 短期的な成果
  • わかりやすい売上
  • 派手さ重視

という評価軸の組織ではなく、

  • 組織や仕組みで事故を未然に予防する
  • 長期的にユーザーに対する価値に貢献する

ことが評価される場に身を置きたいと考えています。

Profile

小野寺 豊

1967年12月 北海道函館市生まれ
現在北海道函館市在住

  • 1991年4月-2006年2月:日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
    • ネットワークプログラム部、言語プログラム部、ミドルソフト第2設計部に所属
  • 2010年5月-2015年4月:株式会社ソフトアトリエ 設立、代表取締役
  • 2015年5月-2020年3月:ハコレコドットコム株式会社 取締役CTO および 技術顧問
  • 2020年4月-2024年6月:ネットリソースマネジメント株式会社 ワークラボ函館 所長代理
  • 2017年6月-現在:アーキクラフト研究所 所長
  • 1989年8月:普通自動車第一種免許 取得
  • 1989年10月:第二種情報処理技術者試験 合格
  • 1991年4月:第一種情報処理技術者試験 合格
  • 1998年4月:情報処理技術者試験(プロダクションエンジニア試験) 合格
  • 2000年12月:マイクロソフト認定プロフェッショナル (MCP) 取得
  • 2001年7月:実用英語技能検定準1級 合格
  • 2010年5月:TOEIC 870 点 取得
  • 2011年6月:情報処理技術者試験(情報セキュリティスペシャリスト試験) 合格
  • 2011年10月:情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト試験) 合格
  • 2013年4月:情報処理技術者試験(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) 合格
  • 2015年10月:情報処理技術者試験(システムアーキテクト試験) 合格
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